菓詩工房わたなべ 様
あえて“スタッフが操作する”というモバイルオーダーの活用法。

【席数】28席【業種】洋菓子店【注文方法】店内
1925年創業、和菓子店「猪狩家」の名前で始まり、現在は福島県南相馬市で店舗を構える「菓詩工房わたなべ」。4代目の渡部 匠氏が掲げるコンセプトは「おとぎの国」です。2025年春、洋菓子店に併設する形でカフェスペースをオープン。その運営を支えるPOSレジ『ninapos』とモバイルオーダー『CHUUMO』の導入について、独自の活用方法やこだわりをうかがいました。
菓詩工房わたなべ(福島県南相馬市) 代表取締役(4代目) 渡部 匠 様
<料金プラン> ninapos×モバイルオーダー連携
<機器構成> ハンディターミナル×3台
キッチンプリンタ ×2台
<CHUUMO導入後のメリット>
・専用のハンディ端末は高価だが、スマートフォンで代用がききコストを抑えられた。
・スタッフは普段からスマートフォンの操作に慣れているため、抵抗感なく操作を覚えられ、教育にかかる時間を短縮できた。
・ハンディで入力した注文データがそのままPOSレジに連携されるため、会計時に入力し直す手間がなく、スムーズに会計処理が行える。
「見て驚き、食べて笑顔に」 3代目の厳しい教えを胸に挑む、老舗の改革
まずは、お店のコンセプトについて教えていただけますか。
当店のコンセプトは「おとぎの国」です。洋菓子店にカフェを併設し、「おとぎの国×食のテーマパーク」として、お客様にワクワクしていただける空間を目指しています。 商品にも遊び心を取り入れていて、カワウソ、ライオン、ウサギなどの「アニマルスイーツ」や、ラーメンやカツ丼そっくりの「定食スイーツ」を作ったり(笑)。
父である3代目の「面白いものじゃないとだめだ」「人に求められない商売ならやる価値はない」という厳しい教えがあり、私もそれで「一度きりの人生、やれるだけやってみよう」と覚悟が決まりました。「他にはない面白いもの」でお客様に驚きと笑顔を届けたい、という強いこだわりを持って店づくりに取り組んでいます。

今回、カフェを増設された背景にはどのような想いがあったのでしょうか。
創業からもうすぐ100年になりますが、時代とともにお客様のニーズは変化します。ただお菓子を買って帰るだけでなく、「この場所で世界観に浸りながら楽しみたい」という体験への需要が高まっていると感じていました。 そこで、既存の店舗をリニューアルし、カフェスペースを増設しました。お客様にゆっくりくつろいでいただくための新たな挑戦です。
「人対人」を大切にしたいから、セルフオーダーにはしない
カフェの運営にあたり、『ninapos』と『CHUUMO』を導入された経緯を教えてください。
もともと洋菓子の物販で『ninapos』を利用しており、東日本大震災の再開時にアニーさんから非常に手厚いサポートをいただいた信頼関係がありました。今回カフェを始めるにあたり、物販と飲食の会計をスムーズに連携させたかったので、POSは継続利用を決め、それと連動できるオーダーシステムとして『CHUUMO』をご提案いただきました。

『CHUUMO』はお客様ご自身のスマホで注文いただくシステムですが、御店では「スタッフ様が注文を入力するハンディ」として使われているそうですね。
はい、そうです。当店のお客様は平均70代とご年配の方も多く、いきなり「スマホでQRコードを読み込んで注文してください」というのはハードルが高いと感じました。 何より、私たちは「人対人のコミュニケーション」を大切にしたいんです。注文時のちょっとした会話や、「今日はこんなケーキがありますよ」といったやり取りも含めて、お店の温かさだと考えています。
ただ、スタッフがスマホを操作していると「遊んでいるのでは?」と誤解されてしまう懸念もあります。そこで、全端末にカフェのロゴを貼って「業務用」であることを可視化したり、会話の中で「こちらでオーダーを入れますね」と一言添えたりして、安心感を持っていただけるよう工夫しています。 効率化だけを求めてお客様に操作を委ねるのではなく、そうした配慮をしつつ、スタッフが対面で注文を伺うスタイルを選びました。
「スマホだから簡単」が、新人スタッフの安心感に
専用のハンディ端末ではなく、スマホで動く『CHUUMO』を選ばれた決め手はどこでしたか?
一番は「導入のしやすさ」と「教育コストの低さ」ですね。 専用のハンディ端末は高価ですし、キーの配置を覚えるのも一苦労です。その点、スマートフォンであれば、今の若いスタッフは普段から使い慣れていますよね。「アプリを立ち上げて選ぶだけ」という直感的な操作なので、新人スタッフも抵抗なく覚えられます。「機械が難しくて覚えられない」というストレスがないのは、運営側として非常に助かっています。
▲『CHUUMO』の座席管理画面とハンディでの注文受付画面。
卓毎の利用状況やお客様からの注文は勿論、リクエストを受け付けることができる。
実際に『CHUUMO』を導入されてみて、いかがでしたか?
日々の運用で非常に助かっているのが、「品切れ設定(売り切れ管理)」の操作が簡単な点です。 ランチタイムなどで食材が切れた際、手元のスマホですぐに「売り切れ」に設定できます。そうすると注文ボタン自体が押せなくなるので、スタッフが誤ってオーダーを受けてしまい、後から厨房に確認して、お客様にお断りに行く…といったミスやタイムロスを物理的に防げます 。忙しい現場では、こうした「ミスをさせない仕組み」が直感的に使えることが重要なんです。
また、やはりPOSレジ『ninapos』との連携のスムーズさは外せません。 ハンディで取った注文データがそのままレジに飛ぶので、会計時に打ち直す手間が一切ありません 。カフェでお食事をされた後、そのまま物販でケーキを買って帰られるお客様も多いので、お待たせすることなく会計フローが流れる点は、店舗運営の要(かなめ)として非常に気に入っています。
▲即時の売り切れは勿論、注文数に応じて在庫数を
自動で減産し売り切れにすることも可能。
現場の声を取り入れ、さらなる使いやすさに期待
運用面で、今後システムに期待することやご要望はありますか?
基本的にはスムーズに使えていますが、現場がより快適に動けるよう、さらに進化してくれると嬉しいですね。 例えば、メニューの価格改定や入れ替えを行う際、現在はPOS側とCHUUMO側それぞれで設定確認が必要な部分があるので、ここがよりシームレスに連携されると助かります。 また、忙しい時間帯にオーダーの追加や一部変更が発生した場合、一度取り消して打ち直す必要があるケースもあるので、そのあたりの操作がより柔軟に、ワンタッチでできるようになると最高ですね。こうした現場の声を汲み取って改善していただけるサポート体制にも期待しています。
最後に、今後の展望をお聞かせください。
現在は「おもてなし」重視でスタッフ入力を徹底していますが、将来的に深刻な人手不足になった際には、お客様自身のスマホで注文いただく「セルフオーダー機能」も選択肢の一つだと考えています。 最初から機械任せにするのではなく、いざという時の「安心の切り札(逃げ道)」としてこの機能が手元にあることは、経営者として心強いですね。 これからも「おとぎの国」の世界観を守りながら、デジタルツールを柔軟に活用し、お客様に愛されるお店作りを続けていきたいです。
■デモの依頼や詳細については、こちらからお気軽にお問い合わせください。
https://fscorp-chuumo.com/pages/contact-form
■POSレジ『ninapos®』について
https://www.ninapos.net/lp/patisserie-lp/
■菓詩工房わたなべ様について
https://www.instagram.com/kashikoubou_watanabe/